私がこの世界に入ったきっかけはジャニーさんの「You、歌うこと好き?」から始まった。歌うことは大好きだったので首を縦に振ると、「じゃあジャニーズ入っちゃいなよ!」とのお言葉が。当時は何も不思議とは思わなかったけど、今になってみれば「女なのになんで入れたんやろ。」と、つくづく思う。親にお誘いがあったことを話せば、何だか私以上に乗り気で。「ならどんなことがあっても乗り切れる。」その言葉を胸に、小学生だった私はこの世界に足を踏み入れた。

初めは本当に辛かった。周囲からの冷たい目線、陰口、バッシング…。幼かった私はそれに耐えられるほど強くはなかった。でも辞めようとは思わなかった。それで辞めてしまったら、負けを認めることになる。女だから、という理由で妥協はしたくなかった。性別なんて関係ない、絶対に見返してやんねん。その一心で、我武者羅に練習をした。

「努力は報われる。」まさにその通りやと思った。負けず嫌いな性格が功を成したのか、徐々に周囲から認められるようになってきた。初めは心に刺さるような手紙だらけだったが、それは少しずつ数を減らし、逆に心が温まるような手紙がだんだん増えてきた。それだけではない。自分の団扇を持ってくれる人が増えた。自分を支えてくれる人が増えた。そして、――仲間が出来た。


「あれ、携帯、どこ?」
、さっきここに置いてたで。」
「わ!ヒナちゃんありがと!」
「ひゃっひゃっひゃ!気ぃつけやー!」
「ヨコに言われたらお終いやで!」
「横山くん忘れ物多いからなあ!」
「あ、これめっちゃうまい!」
「マル、俺にも。」
、食べるー?」
「食べるーっ!」


今はみんな仲良しで、大きな喧嘩をすることもほとんど無きに等しい。けれども初めは衝突することもたくさんあった。たくさん泣いて、怒って、笑って。だけど今、自分がここに居るのは間違いなく、みんなのおかげだから。みんなには本当に感謝しきれないほど、たくさん支えてもらった。だからその感謝を少しずつでも返していけたらいいな、と思う。

みんなに、たくさんの「ごめんね」と、「ありがとう」を。



すべてのはじまりは



(090909)(やはり女の子ですからこんなこともあったわけです。素敵なリクエストを頂きましたので、メンバーとの馴れ初めを書いていきたいと思います!)(title.rewrite)